亜鉛を摂ると薄毛改善に良いって言うけどなぜなのか?理由について解説
日本人に不足しがちな栄養素として亜鉛がありますが、亜鉛が不足すると抜け毛が多くなり薄毛が進行する原因の一つになると言われております。
この記事では亜鉛が髪とってどんな恩恵を与えてくれるのかについて詳しく解説すると共に亜鉛を摂取する方法についても解説していきたいと思います。
亜鉛が薄毛と密接に関わっている理由とは?
髪を作るための亜鉛の役割というのは、髪の主成分であるケラチンを生成する役を担っているため亜鉛が不足すると髪を作れなくなるといった事態になるんですね。
ケラチンを合成できない状態というのは、抜け毛は毎日あるにも関わらず髪が作れないということで直接薄毛になりますので亜鉛の役割の重要性がうかがえます。
また、亜鉛は男性性脱毛症の原因の一つである5αリダクターゼを阻害する効果もありますので亜鉛を摂取すると薄毛の予防にもつながることがわかります。
亜鉛って副作用は無いのか?摂りすぎの基準とは?
厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によると、亜鉛の1日の推奨量は成人男子で12mg、成人女子で9mgとされています。
過剰摂取の目安として一日50㎎以上一週間摂取し続けると嘔吐やイライラ・不安感が出ることがわかっています。
サプリメントに配合されている亜鉛の含有量は約8㎎程度ですので用法容量を守って摂取すれば問題無いレベルだと言えます。
亜鉛摂取の際の注意事項とは?
亜鉛を摂取する際に注意したいポイントとして押さえておきたいのが亜鉛の働きを阻害する成分。亜鉛は、カルシウムや食物繊維、お茶などに含まれるタンニン、コーヒーに多く含まれるカフェインなどと一緒に摂取すると体外に排出されやすいといった性質があるため亜鉛を摂る際には注意したいですね。
また亜鉛は銅を体外に排出させる働きがあるため長期間にわたり過剰摂取すると銅が不足する状態になる危険性があるので摂取量は気を付けたいところ。
逆に亜鉛と相性のいい栄養素はビタミンB2、B6、ビタミンC。
ビタミンB2、B6は細胞分裂の活性化と皮脂の分泌を促す効果があり、頭皮の乾燥を防ぎます。ビタミンcは頭皮のコラーゲンの生成を促し頭皮の柔軟性を保ちます。
これらの働きにより髪の生成がスムーズに行われますので亜鉛との相性がいいと言えるんですね。
亜鉛を多く含む食品と効率的な摂取の方法
亜鉛を多く含む食品は
- 牡蠣
- 鰹
- 牛肉
- 豚肉
ちなみに亜鉛と相性のいいビタミンB2はレバー、青魚、卵、大豆、乳製品、ウナギ。ビタミンB6は肉類、サケ、マグロ、バナナ、ナッツ。ビタミンcはアセロラ、ゆず(果皮)、柿、レモン、赤ピーマン、黄ピーマン、パセリ、ケールなど。
毎日これらの食品を摂取することは難しい・・と言う人はサプリメントを検討するのも一つの手段です。育毛用のサプリメントですと髪の生成に必要な栄養素をバランスよく配合しており、肝機能へのダメージを最小限に抑える配慮もあります。
髪が細くなってきたと感じる人は亜鉛不足の可能性を疑ってみると解決の糸口が見つかるかもしれませんね。