生まれつき髪が少ない・・ペタッとする髪をフワッと見せるテクニックとは?
生まれつき髪が細く猫っ毛、髪が少ないなど遺伝的な理由でペタッと頼りない髪になってしまう人も多く居ます。
私は本職が理美容師なので、数多くの髪質を見てきた経験値からできるアドバイスとしてボリュームアップして見える方法を書いていきます。
生まれつきの薄い髪はそれ以上増えない!?
まず前提として生まれつきの猫っ毛や細い髪の人はそれ以上の本数にはならないことを知っておくべきです。なので今ある髪の毛を太くしたり、カットやパーマなどで立体的に見せたりする方法がベストとなります。
増やすのではなく立体的に見せることが肝となります。
パーマをかけてフワッと見せると薄く見えない?どこにボリュームを出せばいいのか?
パーマといっても様々なパーマがありますし、理美容師さんのセンス次第で方向性が決まってしまいますよね。
パーマをオーダーする際にどんなことに気を付けてオーダーすれば失敗しないのか?について書ていきます。
男性の場合
ペタッとする髪は頭の形がもろに出てしまいますのでトップのボリュームが出るようにオーダーすると良いです。
日本人の頭の形はハチが張っており、四角い頭の形の人が多いですので高さを出してあげると吉。
パーマの強さは好みになりますが個人的にはボディパーマ位の強さ(ロッド半回転くらい)だとくせ毛のニュアンスで嫌味が無く仕上がります。
ペタッとなる人はストレートの髪質が多く、ちょっと癖感を出すと扱いやすくなりますよ。
逆に強いくせ毛の人にもボディパーマはおすすめしたいです。大泉洋さんはくせ毛をパーマで扱いやすくしているエピソードは有名ですよね。
女性の場合
女性の場合はトップにボリュームを出しすぎるとちょっとワイルド過ぎて似合わないという人も多いと思いますので、ボリュームを出すポイントはサイドに持って行きたいですね。
女性らしいラインを保ちつつエアリーな質感を作り出すことが重要。
動きがでるとペタッとした貧弱な印象が無くなります。
カットでボリュームアップしたように見せるコツ
量が少なかったり細かったりするとロングのスタイルはNGです。髪の重みでペタッと張り付くようなスタイルになりがちですので、パーマをかけない場合にはショートのスタイルがおすすめ。
顔立ち的に似合う似合わないはどうしても出てきてしまいますし、好みもわかれていくとは思います。
男性の場合
ソフトモヒカンなどトップを立たせるようなスタイルは相性がいいです。マッシュにチャレンジしてもアリだとは思いますが、レトロな坊ちゃん狩りと紙一重になりますのでスタイリストの技量が問われます。
重ければ重い方が似合わせるのが難しくなるので要注意ですね。
女性の場合
女性も短いスタイルでペタッとする髪質をカバーできます。
質感調整をする技量が問われますが、ショートボブからベリーショートあたりだと空気感が出て頼りない印象から脱却できると思います。
カラーリングでぺったりする髪質に空気感を持たせる方法
少ない髪の人には空気感を持たせるなど3D 要素を加えることが重要になることはカットやパーマの項でわかりましたが、カラーリングでも空気感を演出することが可能なんですね。
その方法というのが色の差異を持たせるということ。です。
メッシュやローライト・ハイライトなどを組み合わせて部分的に色に変化を持たせることで3D空間を視覚的に演出できます。
仕事柄髪を染めることが難しいと言う人は暗めのベースにさらに暗いローライトを併せると目立ったカラーリングにならず社会的にも問題ないと思います。
生まれつき髪が少ない人のスタイリングのポイント
髪が細かったり薄かったりする場合、スタイリングする際に気を付けたいポイントとして
- スタイリング剤をつけすぎない
- スタイリング剤は厳選するべし
- ドライヤーだけでもOK
です。
スタイリング剤のつけすぎはぺったり感を増幅させるばかりかべたっとさせるので汚く見せます。なので普通の人よりスタイリング剤の使用は少ない方が良いですね。
スタイリング剤も厳選したいところです。ショートのスタイルの人にはワックス人気ですが、ホールド力重視するとべたつきが生まれますのでなるべくライトなものをチョイス。
女性の場合はフォームタイプのワックスを少量できまりますのでおすすめです。
究極ドライヤーだけでスタイリングは完成しますが、毛先のぱさつきが気になる人は少しだけ毛先をスタイリングすると上品にキマリますよ。
ドライヤーのポイントですが、根元を立ち上げるように乾かすとふわっと仕上がります。
生まれつき髪が少ない・猫っ毛の人のボリュームアップ方法まとめ
- 空気感・3D要素が重要
- パーマ・カラー・カットで演出可能
- 実際髪が増えていなくても空気感を出すと多く見えます
重要なのは頭皮に張り付くようにへたり込む髪をどうやってフワッと見せるのか?という部分がテーマです。生まれつき髪が少ないというコンプレックスは後天的な薄毛より解決しやすいので参考にしてみてください。