話題の塩シャンプーの効果は科学的に見てどうなのか?薄毛や白髪に対する効果を検証
インターネット上で「薄毛に効果があった」とか「白髪が改善された」などの噂がある塩シャンプーですが、本当のところはどうなのでしょうか?
塩で髪を洗うとオーガニックなイメージがありちょっと効果がある気がしますが、気になりますよね。
この記事では塩シャンプーのやりかたと科学的に考えて薄毛や白髪に本当に効果があるのか?またデメリットは無いのか?について詳しく書いていきたいと思います。
塩シャンプーの具体的なやり方
- 洗面器にぬるま湯を入れる
- 塩を大さじ1入れる
- よくかきまぜる
- 髪を洗う前にしっかりブラッシングをする
- お湯だけで髪をしっかりと流す
- 用意した塩シャンプーを髪にかけ、丁寧に髪を洗う
- 頭皮に塩が残らないようしっかり洗い流す
使用する塩は粗塩で、食卓塩などは効果が薄くなる傾向にあるようです。塩が溶けたお湯で頭を洗うといったシンプルな方法で頭皮に悪いとされている刺激的な洗浄成分や化学物質の心配は一切ありません。
塩シャンプーの効果とは?薄毛の進行を止めたり白髪を抑えるって本当?
塩シャンプーというのは塩で髪を洗髪することにより、
- 白髪の抑制
- 頭皮環境の改善
- 頭皮のかゆみ・臭いの予防
などに効果があると言われております。
塩シャンプーは白髪の予防に役立つって本当か?
塩シャンプーは白髪の予防や改善に効果があると言われていますが、その科学的な根拠は一切ありません。考えられることは白髪の抑制のために必要な血流を改善するための血行促進効果を期待してのことかと思います。
確かに温泉でも塩が溶けた「塩化物泉」には身体を温める効果があると言われていますので、塩の溶けたお湯で髪を洗うことが白髪の抑制に直結する可能性は無きしもあらずといったところでしょうか?
血流を改善するという意味では薄毛に効果がある「かもしれない」というレベルで考えると良いのかもしれませんね。
塩シャンプーは頭皮環境の改善に役立つの?
塩シャンプーは頭皮環境の改善に役立つと言われています。おそらくその根拠は塩による殺菌作用を期待してのことかと思います。
また天然の塩には多くのミネラル分が入っていますので栄養供給の意味もあるのかもしれません。
ただ気になるのが塩による浸透圧の関係で頭皮の水分量の減少が起きないのか?という点。
逆に乾燥させてしまえば頭皮環境を悪化させることにつながってしまうかもしれないので塩シャンプーをする際には自己責任で。
塩シャンプーは頭皮のかゆみの予防や臭いを抑えるって本当?
こちらも塩の殺菌作用を期待してのことかと思います。
頭皮の臭いの元は頭皮で繁殖する雑菌なので、殺菌して清潔に保つことはある程度効果は期待できるのかもしれません。ただ塩単品の洗浄力はあまり期待は持てず大きな改善は期待できないと言えます。
むしろ洗浄しきれない状態で雑菌の繁殖が多くなると臭いやかゆみが酷くなる可能性も考えられます。
塩シャンプーのデメリットって何?
塩シャンプーのデメリットとして考えられるのが
- 洗浄しきれず頭皮環境の悪化
- 髪を傷める
- 頭皮の乾燥による薄毛の進行
です。
特に塩水はphがアルカリ性になりますので髪のキューティクルを開いてしまうんですね。パーマやカラーもアルカリ性の製剤を使いますので同じ現象を経験している人も少なく無いと思います。
海水浴の後髪がバキバキしてしまうのはそういった理由からなんです。
なので塩水は髪にとって良い影響を与えることは無く、むしろ髪を傷めたり切れさせたりすることで髪が薄くなることを手助けする可能性があります。
塩シャンプーの効果効能まとめ
塩シャンプーの噂を検証しましたが
- 白髪改善・・・あるのかもしれないレベル
- 頭皮環境改善・・・頭皮の乾燥を進めてしまう可能性があるので✖
- 頭皮の臭いやかゆみ改善・・・まともなシャンプーを使ったほうがいいので✖
といった感じでした。むしろデメリットの方が大きいので実践する人は自己責任で。