自己判断でAGA治療薬を服用するのは危険?薄毛治療薬に潜む落とし穴とは?
最近ネット上でAGA治療薬の一つであるフィナステリド製剤を購入できるサイトを良く見かけますが、きちんとしたお医者さんの処方の元服用しないと思わぬ副作用に襲われるリスクがあることご存知でしたでしょうか?
AGA治療薬は発毛剤として認可されているぶん作用が強力ですがその反面副作用も強いんですね。副作用の中には子供に対する影響もあります。
この記事ではフィナステリド製剤のリスクについて詳しく書いていこうと思います
フィナステリドを服用中に作った子供が奇形になるリスクがある!?
プロペシアやフィンペシアに入っているフィナステリドという成分が生まれてくる赤ちゃんを奇形にするという研究結果が出ています。
お父さんの精子に含まれたフィナステリドの影響で生まれてくる子が男の子だった場合、性器が小さくなってしまうこともあるようですね。
日本では精子に含まれているフィナステリドは微量のため、影響がないのでは?という説もありますし確実な立証はされてはいないのですが、確率は0%ではないことも事実。
AGA治療を行う際にはクリニックの医師に相談して子作りに影響のないレベルに調整してもらい、個人輸入をしている人は自己判断での服用はやめたほうが無難です。
フィナステリドは最後に服用してからある程度の期間身体に残留しますので、子作りを検討の人は少なくとも子作りをする1か月前には服用を中止して、精子をクリーンな状態にしておくとよいでしょう。
フィナステリドは皮膚からも吸収できる薬物
フィナステリドは皮膚からも吸収されるため、子作り前には完全に処分してしまった方が良いかもしれませんね。
赤ちゃんが悪戯をして口に入れてしまったり、フィナステリドを触った手で赤ちゃんを触ったりすると少なからずとも悪影響は免れません。
もし子供が居た場合、フィナステリドは厳重に保管して子供が手の触れない場所に保管しつつ服用後はしっかりと手を洗うようにした方がよさそうですね。
フィナステリド製剤に対する海外の見解
アメリカの厚生労働省にあたる機関、FDA(Food and Drug Administration)がフィナステリドの胎児に対する危険性を5段階評価したところ、AからXのうち最も危険性の高い評価Xとされました。
海外目線で見るとかなりの劇薬の位置にあるフィナステリド製剤。甘い認識で使用しない方が無難ですね。
フィナステリドの副作用まとめ
そもそもフィナステリド製剤は前立腺肥大の治療薬として使われていたものなんですね。治療の過程で発見された副作用を薄毛治療として使っているためむしろ薄毛治療に使っている方が副作用だとも言えます。
現在確認されているフィナステリドの副作用として代表的なものが
- ED(勃起不全)
- 性欲減退
- 精子減少
- 女性化
など、まだ見つかっていない副作用もありそうです。
少し触れましたが子作りにも少なからずとも悪影響はあるようですね。
フィナステリドを使ってはいけない人の特徴とは?
フィナステリドを使ってはいけない人の特徴として
- 女性
- 子作りを考えている人
- 肝機能が弱っている人
です。
これらの特徴のある人は個人輸入をしない限りはAGAクリニックで処方されませんので心配ないと思います。
じゃあAGA治療は危険なの?代替案は無いのか?
ここまでの話ですとAGA治療を全否定しているように感じるとは思いますが、フィナステリド製剤を全否定しているわけではなく「個人輸入」での服用が危険であることに警鐘を鳴らしているんですね。
医師が処方する治療薬であれば粗悪品を掴むことも無く適切な分量の治療を受けることができますし、仮にフィナステリドが使えない状況だとしても心配ありません。
現在AGA治療を行っているクリニックの中では「HARG療法」という新しい発毛法で治療してくれる医院もあり、その発毛率は90%とかなり高め。
さらには育毛剤においてもフィナステリドの薄毛治療の効果である「男性ホルモンの変質を防ぐ」という効果を発揮してくれる製品も数多くリリースされ話題を呼んでいます。
危険を冒してまでフィナステリドに頼るより代替案を考えるのも一つなのかもしれません。